あらすじ
これは、2001年のお話です。
「2001年」といえば、キミたちのおじさん・おばさんが、ちょうどキミたちくらいの年になるかな?
とにかく、そんなごく近いむかしのものがたりが、この『未来都市嘘800』です。
けれど、このお話に出てくる「未来都市カケゾラ」は、じつはほんとうの世界にはない、それこそ「うそ八百」の世界にある大きな町なのです。
この「うそ八百」の世界は、げんじつの大きなコンピュータ会社にいろんな国の投資家(「この会社はしょうらいもうかる」と予想して、お金を出してくれる人)がそっぽをむいて、
「足がわるい人のために階段をのぼれる車いす」
「目が見えなくなった人のための人工の目」
をけんきゅうしたり、作ったりする会社の方にお金を出した...そんな世界です。
これをむずかしい言葉でいうと「パラレルワールド」とよびます。
ほかにもこの『未来都市嘘800』の世界は、ほんとうの世界と大きなちがいがあります。
家の中には立体カラーテレビがあたりまえにおかれて、エアカーが町の中を走り、HSTで地球のどこでも3時間でとべて、月にも火星にも都市がひらかれている...そんなキミたちから見ると、とてもふしぎな世界です。
むかしの(といっても「1970年代の」ですが)科学者は、そんな世界をかんがえてはじつげんしようとしました。
けれどげんじつは、
「SNSに人間があやつられて、だれもがSNSからのじょうほうにおどらされて、人がSNSのドレイになる」
そんな世の中です。
この「うそ八百」なお話をとおして、キミたちが「げんじつ」をかんがえなおしてくれると、もしかすると「この世界のおかしさ」が見えてくるかもしれません。
...というわけでキミたちも、このお話でえがかれる「ふしぎなみらい世界=ほんとうには来なかった2001年の世界」をのぞいてみましょう!