あらすじ

高校2年生の相田夏希は、普段は図書委員として大人しく過ごす少女。彼女が密かに想いを寄せるのは、3年生の永見晴人(ながみ はると)。不思議なことにいつも「五・七・五・七・七」でしか言葉を交わさない先輩だ。 ある日、夏希は偶然、屋上で“普通の話し方”をする晴人の姿を目撃し、その胸に秘められた何かに強く惹かれる。彼の心の奥を知りたい一心で、晴人が所属する文芸部に入部する夏希。短歌の世界へ飛び込んだ彼女を、幼なじみでサッカー部の水島航(みずしま わたる)は少し複雑な思いで見守っている。 文芸部の活動を通じて、春斗の言葉の“型”に隠された理由や、彼が抱える過去の影が少しずつ浮かび上がる。夏希は短歌を学びながら、その繊細なリズムの先にある春斗の“本当の声”を知りたいと願うが、思わぬすれ違いや衝突が発生する。そんななか、学校の文化祭での短歌発表会が近づいてくる。短歌という限られた世界のなかでしか素直になれない想いは、やがてどんな結末を導くのか。 言葉の奥に秘めた痛みと、それを乗り越えて成長しようとする高校生たちの姿が描かれる、切なくも瑞々しい青春ストーリー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2025/03/02
  • 現在の作品五・七・五・七・七で君を呼ぶ