あらすじ
多良奈央子は、廊下でてんとう虫を救っていた千崎靖人に恋をする。
奈央子とは違い学年の人気者で、サッカー部に所属している靖人は知れば知るほど遠い存在に思えてしまう。
ある日の放課後、図書室で読書をしていると、奈央子と話したいと言い、ユニフォーム姿の靖人が現れた。
嬉しいのに何かが変わるのが怖くて、遠くから靖人を眺めていたい、というのが自分の本音だと思い続ける奈央子。
靖人を好きだという気持ちがバレるのも怖くて、靖人を避けてしまう。
だけど、それを見兼ねた靖人は
「なあ、俺の日記読んでみないか?」
と言い、さらには
「明日持ってくる。俺の本音」
と、どうにかして奈央子の本当の気持ちを引き出そうとしてきた。
どこか強引で、だけど奈央子の気持ちを理解しようとする靖人。
奈央子は、本当の想いを伝えられるのかーーー
奈央子の親友で図書委員の河辺璃子は、小学校からの同級生で、高校入学と同時に学年一のモテ男になってしまった藤沢航への想いを募らせていた。
「こんなはずじゃなかった」
メガネだった航はコンタクトになり、さらには、これまで全くやった事のない剣道部に入部してしいた。
璃子は、航へ想いを告げられるのかーーー
図書委員長の溝口敬太は、委員長のくせに委員会をサボり、真面目な後輩の璃子に任せっぱなしの始末だ。
そんな風に璃子に仕事を押し付けてばかりいるうち、だんだん璃子のことを考えるようになる。
それを恋してると錯覚してしまう溝口。
しかし、ある日廊下で、自分と同じ特徴的なメガネのサイズ違いを掛けた女子に、
「あの、お揃いじゃないですか?」
と躊躇いなく声を掛ける。
どこか哀しげな彼女は、若井南という剣道部に所属する後輩だった。
だんだんと本気の恋を知る溝口は、南を元気づけることができるのかーーー