あらすじ
“ブルー”というあだ名を持つ男子高校生は、感情を表に出すのが苦手で、周囲からは「暗い」と距離を置かれていた。
そんな彼の前に、ある夏の日、転校生の少女・蒼井さくらが現れる。
快活で明るく、人懐っこい彼女に戸惑いながらも、ブルーは少しずつ心を開いていく。
やがて、さくらの内に秘めた大きな秘密が明かされる。
彼女は重い病を抱えており、限られた時間の中で“本当の自分”を誰かに残したいと願っていたのだった。
二人で過ごす季節が移ろうなか、彼女の病状は悪化し、やがて別れのときが訪れる──。
それでも、彼女が遺したスケッチブックや言葉、そして“青”という色が、ブルーの中に新しい光を灯していく。
やがてブルーは、自らの“青さ”を肯定しながら、自分だけの未来を歩みはじめる。
切なくも爽やかな余韻が胸を打つ、笑って泣ける感動の青春物語。