あらすじ
竹内唯は女子高に通う高校二年生。体育祭の準備、クラス委員長田恵奈の無責任な態度や周囲の人間関係に苦しい立ち位置を募っている。唯自身も女子校という環境や自分の性に対して複雑な感情を抱いている女性、周囲との距離感に悩まされている。特に下田の自己中心的な行動や、東海林美里への過去の嫌悪がらせに不信感を持ちつつも、表面的には関わりを続けている。
物語は、唯が下田や中村聡子、七野のような同級生たちと向き合う中で、自己嫌悪や社会への不満を解消していく過程を描く。 学校の裏で幼児が遺棄された事件をきっかけに、唯見える教師や大人たちから疑いの目を向けられ、怒りと無力感に駆られる。
唯、下田、中村、七野は、乳児遺棄事件の真実を暴くため、校舎裏の横井の家にいるこもる。 警察を巻き込んだテロの中で、英語教師の東が乳児の母親であると告白。 東の弱い恐怖と不安な説明に、唯々怒りを爆発させる。
唯の視点、女性としての認識、仲間との軋轢、社会への反抗、そして自己の無力感が交錯する青春、の痛みと葛藤を描いた物語。