あらすじ
ミッションスクールに通う高校三年生の藤田美沙。彼女は進路に悩んでいた。正しい人生、理想の人生を歩んできた彼女に突如降りかかる、「あなたは何がしたいの?」自分がしたいことがわからないまま参加した協会のボランティア。訪れたのは日雇い労働者たちが集まる街、”ドヤ街”だった。
そこで出会った19歳の佐藤悠斗。一人絵を描き続ける彼の作品に、美沙は孤独と焦燥、怒りを感じ取る。次に会った時、彼が描いていたのは彼が考える”理想の世界”だった。しかし、どこか違和感を持つ美沙。理想とは何か、理想を追い求めることの意味を問う青春小説。