あらすじ

昔から運だけは良かった。  席替えをすればいつも窓際後方の席になるし、学食名物の焼きそばパンはよく最後のひとつが残っている。  もちろん時には嫌なこともあるが、家族や友達にも恵まれて、穏やかで優しい毎日だ。  だからこれは当然の結果なのかもしれない。  僕はさっき届いたばかりのメールの文面を改めて目で追った。 『おめでとうございます! サマージャンボハズレくじに当選しました!』  なんだこれ。もう夏は終わったし、ハズレくじが当たるって意味がわからない。そもそも応募も購入もした覚えがない。怪しさ満点だ。  けれど僕は続く文章から目が離せなかった。 『賞品は──『人生で最悪な夏の思い出』です!』

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2025/07/13
  • 現在の作品サマージャンボハズレくじ