あらすじ

「君なんか、いないほうがいい」 そう言ってくるのは、私の中に棲みついた“悪魔”だった。 誰にも見えないその悪魔は、いつも私の耳元でささやく。 ——お前は、必要とされていない。 ——誰も、本当のお前を愛してなんかいない。 中学二年の冬。 いじめをきっかけに、私は学校に行けなくなった。 引きこもる私のもとに、毎日のように訪ねてきてくれた担任の先生。 最初はうざいと思った。偽善だとしか思えなかった。 でも—— 「保健室でもいい、一緒に考えよう」 涙を浮かべてくれたその人の言葉に、私は少しだけ救われた。 やがて心を寄せるようになった彼に、最後まで想いは伝えられなかったけど、 私はなんとか卒業できた。 だけど……希望に満ちていたはずの高校生活。 また、私は壊れてしまう。 進学校でのいじめ、孤独、転校。 傷だらけの心で出会ったのは、中学の同級生だった男の子。 少しずつ心を開いていった矢先、彼は突然言った。 「……ごめん。ちょっと、あなたのこと嫌いです」 理由もわからないまま、私はまた深く傷ついた。 何度もリストカットを繰り返しながら、 私は作文を書いた。 嘘みたいな“希望”を綴ることで、 生きてるふりを、した。 だけどいつか、本当に思えた。 ——私は、生きたい。 ——たとえ心に“悪魔”がいても、誰かの光に、なりたい。 これは、心が壊れた少女が “光を信じる勇気”を取り戻すまでの物語。

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エブリスタ
エブリスタ2025/06/21
  • 現在の作品悪魔が隣にいたあの頃