あらすじ
30代を迎えても恋愛に臆病なままの菜々は、出張先で出会った年下のフリーライター・瑞希と、雨の夜に思わず一夜を共にしてしまう。ただの過ちと思い込もうとする菜々だったが、瑞希の静かなまなざしと、重ねた肌に残るぬくもりが心に灯をともしていく。交わす言葉と指先、ふたりだけの静かな時間の中で、菜々は少しずつ、自分の本当の気持ちに向き合っていく。夜明けの光が差し込むその瞬間、ふたりが見つけたものは——。
✨️登場人物紹介
桐島 菜々(きりしま なな)/35歳
出版社勤務の編集者。真面目で控えめ、恋愛には臆病。仕事は堅実にこなすが、私生活では空虚を感じている。人に弱さを見せるのが苦手。
相良 瑞希(さがら みずき)/28歳
フリーのライター。自由でマイペースだが、人の心の温度に敏感な繊細さを持つ。年上の菜々に惹かれ、静かに距離を詰めていく。素直で嘘がつけないタイプ。