あらすじ
穏やかな日常を送る宝条家。35歳のクリエイティブディレクター行雄と34歳の専業主婦奈津子、そして6歳の美咲。一見、何不自由ない幸せな家族。
ある夜、いつもより遅く帰宅した奈津子。その表情、仕草、香り―わずかに違和感を覚える行雄。
七年の結婚生活で次第に希薄になっていた夫婦の時間。行雄が久しぶりに妻を誘った夜、彼は思いがけない奈津子の姿を目にする。
行雄の頭には様々な疑念が浮かぶ。
この変化は何を意味するのか。
奈津子は本当に自分だけを見ているのか。
真実を知りたいという欲求と、知りたくないという恐れ。
その狭間で揺れる夫の心理を描いた、大人のための愛と疑いの物語。
※この作品には心理描写を重視した官能シーンが含まれます。