あらすじ
病室の窓から見える空は、あまりにも青く澄んでいた。
高校生の羽音は、突然告げられた余命「100日」。限られた時間の中で、彼女が望んだのは「普通の高校生活」だった。
進学した新しいクラスで出会ったのは、副委員長・有馬陽翔。無口だけど優しく、誰かの痛みに気づける不思議な少年だった。
徐々に言葉を交わし、互いの存在が心の支えになっていく二人。やがて羽音は、自らの命の終わりを陽翔に打ち明ける。
「それでも、そばにいたい」——陽翔の言葉に、羽音は初めて「誰かのために生きたい」と思えた。
やがて訪れる別れ。羽音は未来への願いを「ノート」に残し、陽翔へと託す。
羽音がいなくなって2年。陽翔は彼女の“未来ノート”を手に、教育を目指し歩き始めていた。そして出会う少女・凛。
羽音と同じ病棟で過ごしたという凛との出会いが、再び陽翔の人生を動かしはじめる——。
これは、100日しかなかった少女の“生きた証”と、それを受け取った少年の未来を紡ぐ、優しい奇跡の物語。
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