あらすじ
予選で敗れるチーム、甲子園で敗れ去るチーム、最後まで勝って終われるのは、ただ1校のみ。全ての高校球児に捧げる物語。
野球そのものが人生だった。
東京大空襲で、命も恋人も野球も全てを奪われた昭和3年生まれの織田巨人(おだなおと)
何故か昭和36年(1961年)に転生した。
5歳の誕生日に突如、脳内に響いた女性の声
『もう一度野球をやりたいですか?はい・いいえでお答え下さい。』
「はい!」
声の主・堕天使ラムと二人三脚、5歳から始める2度目の野球人生。
リトルリーグ・中学校野球部・高校球児と続き、最終ゴールはMLB(メジャーリーグ)織田巨人成長物語。
「野球やりたいな~~もう一度あのグランドに立てれば…何の悔いもない…真夏の乾いた芝の匂い、ほんの僅かな微風が心地よく感じる中、打って投げて走って、仲間がいて…好敵手《ライバル》がいて、そいつを倒すために毎日素振りして、手の平の皮が剥け、豆になり、蛸《たこ》ができる…
美幸《みい》ちゃんが言うんだ。巨《なお》さんのザラザラ・ゴツゴツした手が大好き!だって毎日バットを振ってる努力の証でしょ…って。。。もう一度いや1打席だけでもいい。野球やりたいな~~……」
高校野球界・最強のスラッガーと称賛された織田 巨人《なおと》。薄れ行く意識の中での最後の願いだった。。。。。