あらすじ
中学一年生の深来は、一番神社の一人娘。お父さんとふたりで暮らしている。小さな町の貧乏神社で、巫女として神社のお仕事を日々手伝っている深来には、八百万の神様たちが見えるのだが……。
おせっかいな神様たちと繰り広げるドタバタ&ちょっとキュンストーリー。
◆登場人物
【牧田深来(まきた・みく)】
更科(さらしな)中学に通う一年生で、一番神社のひとり娘。お父さんはシングルファーザー。巫女として、神社を手伝っている。本殿の神様(ご神体は猫のひげ)から、ひとつだけ力を授けられる。なくしものを見つける能力。同じ人物に対しては、年に三回まで。一度力を使ったらだれにかかわらず一か月以上のクールタイムが必要。
【ご神体様】
猫のひげ。変容自在。老人から幼い男の子まで。ふざけるのが好きで深来が好きな昇流くんの姿によく化ける。猫の姿にもなる。好物はちくわ。しゃべり方をコロコロと変える。
【三バカ神様】
八百万の神様たちで、頻繁に登場する。全員様々な理由により風呂が好き。
境内には風呂がないため、深来に身体を清めてもらうことを楽しみにしており、しばしば取引に応じる。
・文布(あや)アヤジイ スサノオの妻、クシナダヒメの櫛を包んでいたという文布。
・本坪鈴 鈴(りん)ちゃん。濁音がきらい。潔癖症。
・ししおどし アメノウズメ 容姿を気にする女性の神。「うるわしくないわ」が口癖
【神楽殿の神】
・火焔太鼓 シタラ(志多良)「シダラだ」「フシダラな!」をよくいうイケメン女神
【昇流 哉(のぼる・はじめ)】
深来のあこがれの男子。弓道をやっている。県大会に出たことがあるほどの腕前。
妹がいる。かっこいいが、なぜか天然で勘違いが多い。
【林 咲夏(はやし・さつか)】
深来のよい相談相手で、親友。並々ならぬ友情を感じている。
生徒会に入っているがとくに熱意があるわけではない。
たまに巫女家業を手伝ってくれるため、一番神社に住む八百万の神様たちのことを知っている。なぜか神様たちの間で絶大な人気を誇り。《チーム咲夏》がにわかに出来あがっている。深来のいうことはきかなくても、咲夏のいうことならきく。
絵が好きで美術部にスカウトされている。
【磯貝夕暁(いそがい・ゆうや)】
深来のクラス担任で、美術教師。咲夏をしつこく美術部に誘っている。
アイドルおたく。
【戸松正剛(とまつ・せいごう)】
突如現れた謎の少年。八百万の神様界と、人間界のバランサーの役目をしている。
神様たちとの関わりが深すぎる一番神社をつぶすか否かの決定権を持っている。