あらすじ
小学6年生の兎飼天音は、美容院へ行った帰りに拾ったハンカチの落とし主から着いて来て欲しいと頼まれて、ファンシーショップを訪れる。人生初の体験に天音の中で『可愛い』ブームが起きようとしていた。
新しい友人は事情があって名前を教えられないと言う。残念に思いながらも、再び会う約束をして別れた後、叫び声が夕闇に響くのを聞いた。
慌てて向かった先の森林公園の中、気を失った状態で倒れていた友人へ駆け寄ると、何処からか現れた黒い炎で全身が燃えている男の姿を目撃してしまう。恐怖で動けない天音を助けたのは口元以外、顔のほとんどを仮面で隠している、謎の魔法使いを名乗る青年だった。
友人の安全を約束してもらい、家まで送り届けてくれた魔法使いが最後に予言のようなものを残して消えた。もしかすると、その言葉は天音宛てに届いた封筒のことを指していたのかもしれない。同封されていた一通の手紙には、『魔法学校及び異世界エージェント科クラスへの入学案内』と書かれていたのだった。天音の不思議で普通じゃない学校生活が始まる……!