あらすじ

(冒頭) 権力者には「心」があるのか。人間の顔を見ているのか。それとも、我々をただの「数」としてしか捉えていないのか。近代以降の政治が合理主義・数値主義に基づいて構築されてきた以上、この問いはもはや疑問ではなく事実である。権力者は我々一人ひとりを見てなどいない。彼らが見るのは、グラフと統計と「パーセンテージの支持率」であり、目の前で泣いている一人の人間など見ようともしない。見えないのではない。見たくないのだ。なぜなら、見てしまえば、少しでも心が動いてしまえば、悪を実行するのに支障が出るからである。

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カクヨム
カクヨム2025/07/31
  • 現在の作品【善と悪】「正しくあれ」とは「強くあれ」と同義である。それができない者だけが「悪で何が悪い」と開き直るのだ。