あらすじ
「その微笑みは、恋だと信じていたーー」
想いを寄せていた彼に婚約を断られた理由は、
“聖女伝説”と自分に隠された因縁だった…?
入学式当日、辺りに響いた爆発音。
巻き込まれるように“森の奥”へ導かれたジュナは、魔獣に襲われ、そして…想い人エリアルと再会する。
助けてくれたその手は、どこか遠く、そして何かを隠していた。
「聖像を壊しても、駄目だったか」──その言葉の意味とは?
異界から来た“黒髪の少女”と、自らの出生に関わる“聖女伝説”。
四大元素に光と闇、魔術が生きる世界で、
過去と向き合い、運命を切り拓いていく。
悪女にならなかった少女が、運命と向き合い成長していく静かで強かなファンタジー。
❋登場人物❋
ジュナ・クライス
伯爵令嬢。緩く流れるクリーム色の髪。つり目気味の翡翠の瞳。幼なじみである四大侯爵家嫡男エリアル・ラザインに恋心を抱いている。
エリアル・ラザイン
四大侯爵家嫡男。灰がかった銀髪にラベンダー色の瞳。ジュナと相思相愛と思いきや、婚約を断る。年齢にしては大人びた性格。四大元素の風魔術に秀でている。
ルナマリア・ローウェン
侯爵令嬢。四大侯爵家ローウェン家長女。ジュナの親友。王太子が婚約者。
サイラス・ザガード
エリアルと同室。ザガード伯爵家長男。
ルリ・ミズサワ
異界から現れた聖女。黒髪の可憐な少女。
アレク・ルシャナ
魔術学園の教師。専攻は魔法薬学だが、闇属性も研究している。
エドウィン・ド・イゾルテ
王太子。ルナマリアの婚約者。
アンバー・ド・イゾルテ
エドウィンの弟。身体が弱く、社交界には出てこない。