あらすじ

台所シリーズ・第3部(全5部)『台所がせかいをかえる』(全11話) ささやかな日常の断片が、過去と未来をつなぐときがある。 ときに、それは、あなたの“記憶の予備”すら超えてゆくのかもしれない。 始まりは、長い旅を終えた伸子との再会。 札幌の地下道で、横浜・妙蓮寺の井戸の水の音が聴こえた。 それはまるで、日本の水道インフラの始まりのように、音を立てて流れ出した。 妙蓮寺の井戸は、今日もそこにあるのだろうか。 響香をそこへと誘うような、一本の電話。 父のいない実家。 そこに置かれていた“非公開”と書かれた封筒。 中には、モノクロの子どもたちの写真——7、8人の真顔。 そして、父が遺した小さな冊子『ああ、青春の』。 そこには、かすかにアラビアの風が吹いていた。 それを手にした瞬間、彼女は「過去と未来」のちょうど真ん中に立っていた。 札幌・チカホのベンチから、世界へ。日常は、ペルシャ湾の果てまでもつながっていた。 そして、帰路に届いた一通のメール。 ——それは、いったい誰からだったのか?

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カクヨム
カクヨム2025/07/31
  • 現在の作品台所がせかいをかえる (台所シリーズ 第3部)妙蓮寺