あらすじ
世界は崩壊した。
人類は絶滅の淵に立たされ、新たに現れた種――「NG」と呼ばれる存在が、地球の大半を支配していた。
NGとは、「第二の意識」から進化した異形の生命体である。かつて人類の進化を促すために行われた実験の産物でありながら、今では地上の七割以上を掌握する支配者となっていた。
ゾア――その名を持つ少年は、ある禁断の実験によって生まれた存在だった。
本来ならば植物状態のまま、静かに朽ちていくはずだった命。
しかし、他者の意識を自らの肉体に移植するという非人道的な実験によって、彼は「目覚めた」。
ゾアは今、他者の魂から武器を召喚するという、異能にして希少な力を有している。
だがその力は、同時に大きな代償を伴う。
この世界で、自分は何者なのか。
そして自分の存在自体が、誤った科学の産物であるという現実に、彼は苦しみ続ける。
やがてゾアは、「スカイ・ストライカー」と呼ばれる訓練機関へと身を投じる。
そこでは、特異な能力を持つ者たちが集められ、人類最後の希望として鍛えられていた。
ゾアは学園での過酷な試練を乗り越えねばならず、同時に自らの出生にまつわる深い謎とも向き合うことになる。
そして、人類とNGとの間に迫りくる決戦の足音――
見えない敵、揺らぐ同盟、世界を裏から操る闇の存在。
ゾアは自らの力を制御し、世界の真実を暴き出さねばならない。
生き残るために、戦わなければならない。
その中で、彼の胸に浮かび続ける問いはただ一つ。
――この力は、本当に「祝福」なのか。それとも、「呪い」なのか。