あらすじ
とある晩、ベイカー街に訪れたのは、異様に大柄で不自然な体躯を持つ青年だった。
名乗る名はなく、ただ「魂はどうすれば得られるのか」と問う。
調査の末、ホームズとワトソンが辿り着いたのは、“南ロンドンにある非公開の解剖研究所”と、そこに秘かに残されたフランケンシュタイン博士の医学書の写本。
青年の正体は、かの“創られた怪物”の“子”だった――。
人間として生きたいと願う彼に、ワトソンは医師として、そして人間として向き合おうとする。
だが、政府の陰謀と科学の暴走が交錯する中、彼の存在そのものが「処分対象」として狙われていく。
ホームズの推理とワトソンの倫理が、人造の命をめぐる選択を突きつけられるとき――
果たして“命”とは何か?
人はどこまで創り、赦すことができるのか?