あらすじ
湧きやまない魔物と戦いつづけている国。
都には、軍人と、『かんなぎ』と呼ばれる不思議な力を持った人たちが集められていた。
侑奈(ゆきな)は『かんなぎ』の一人だが、役立たずと評されている。彼女の「花を咲かせる」力が魔物退治の場で直接利用できないからだ。
その日も、戦いのなかで仲間においていかれて、ひとりぼっちに。危機を救ってくれたのは、初めて出逢った年上の軍人で……
魔物退治を頑張るのも、お洒落を張り切るのも、おとなの彼に恋をしたから。
侑奈の奮闘によろしくお付き合いくださいませ。
【いつの時代の、どこでのおはなし?】
架空の国、架空の時代――ではありますが、モデルは明治後半~大正時代の日本。舞台となる『皇都』は、「碁盤の目のような道」「山に囲まれている」等、平安京がそのまま大正時代においても国の中心だったら、というイメージで書いています。
文明開化を過ぎて、四輪駆動車も路面電車も走っているし、ガス燈もある。ファッションも、和服だけでなく、背広やドレスなどよりどり見どり。
なお、主人公・侑奈の基本スタイルは着物に袴です。
【どんな人たちが、何をしているおはなし?】
この世界には『魔物』が存在します。人間に害を与えるその存在と人間は、ずっと抗争を続けてきました。その中で活躍してきたのが、『かんなぎ』と呼ばれる、特別な力でもって魔物を消すことができる人たちです。
加えて、作中現在では、戦闘の主力として軍隊(師団制陸軍)があり、『かんなぎ』たちも、軍と協力の上で戦っています。
主人公の侑奈は『かんなぎ』の一人。皇都の鎮台で軍の人たちと関わっていくだけでなく、物語が進行すると、鎮台の外の知り合いも増えていきます。
【同じ世界のお話】
この数百年前(中世武家物語風)のお話がこちら。
『血汐燃ゆるは現世のみ』
完結済みです。よろしければこちらもどうぞ。
https://estar.jp/novels/25496314
※カクヨムの同名完結済み作品を加筆修正の上、転載しております。