あらすじ
「……責任、取ってくれる?」
深夜0時、俺の部屋にやってくるのは、教室では誰にもなびかない高嶺の花──白縫茉莉(しらぬいまり)。
どこか余裕のある佇まいと、他人に媚びない気高さはまさに一匹狼。
しかし一度懐いたら気まぐれにすり寄ってくる、まるで猫みたいな女子でもあり。
俺、添木陽翔(そえぎはると)はというと、クラスカースト一軍の“主役の隣にいる男”。
自分が主人公じゃないことはわかってるし、目立つことにもそこまで興味はない。
なのに今、クールな白縫と“ふたりだけの夜”を共有する秘密を抱えている。
彼女はいつものように余裕を見せながらも、時たまほんの少し寂しがる素振りを俺だけには見せるようになっていった。
その横顔を知るうちに、俺も少しずつ変わっていく。
次第に俺たちは、昼の教室と夜の部屋で、それぞれ違う顔を使い分けるようになる。
──それは、誰にも知られない、二人だけの特別な関係の始まりだった。
(追記)7/15 タイトル変えました。内容自体は変わっていないので、読んでくださっている方は気にせず読んでいただけると幸いです。