あらすじ
沖田隆介は、配信サイトでも有名なゲーム実況者だった。
彼の人気はゲームセンスもさることながら、独自に決定する『縛り』の内容にある。初期ライフのままラスボスを倒すなんて序の口で、初期装備に防具なしなどをしながら、ただでさえ高難易度と謳われる作品を次々に攻略していった。必ずしも王道とは呼べないが、しかし実況者としては確固たる地位を築いていた。
だが、ふとした拍子に隆介は命を落としてしまう。
そんな彼が目を覚ますと、そこに広がっていたのは信じられないほど豪華な一室。どうやら隆介は異世界転生、しかも公爵家の嫡男――リュカとして生を受けてしまったようだった。
その時点でリュカは六歳。
王族として生きる中、やがて分かったのは自身が魔法などの才に恵まれていること。規格外とも呼べる潜在魔力量に、この年齢にして軽々と剣を振るうことができた。周囲からは神童と呼ばれ、一族は安泰だと喜ばれる。だがしかし、それはそれとしてリュカは何か、物足りなさを感じていた。
そして、こう思うのだ。
「そうだ。こっちでも、縛りプレイをしよう」
果たしてリュカは王都立魔法学園に入学するが……?