あらすじ

魔法と剣が支配する世界――そこでは魔力の多寡が人生を決め、魔法は「生まれ持った才能」の証とされていた。 だが、貴族グレイン家に生まれた少女・アイリスは違った。 彼女は魔法を“設計”し、“記述”し、“構文”として扱う異端の才女。 前世でエンジニアだった記憶を持つ彼女にとって、魔法は感情の産物ではなく、論理で再現可能な技術だった。 16歳で王国最高峰のアルカナム魔法大学に進学したアイリスは、魔導工学科で「構文魔法」の研究に没頭する。 詠唱すら不要、魔力と条件分岐だけで動くその革新的な魔法理論は、保守的な魔術師たちから異端視されるも、徐々に世界の常識を揺るがしていく。 だが、やがてアイリスは知る。 この世界の魔法体系には“絶対に触れてはならない”と封印された領域があることを。 古代魔導文明、王家の秘法、そして魔法と言語の根源にある「存在しないはずの構文」。 彼女が手を伸ばしたその先には、この世界を書き換える力が眠っていた――。 合理と情熱、科学と神秘、そして異端の才女が歩む“再定義”の物語が、今、幕を開ける。

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カクヨム
カクヨム2025/07/11
  • 現在の作品魔導構文師