あらすじ
クラスで浮いている自覚はあった。
でも、レンズを通せば――世界は、少しだけ静かに見えた。
高校生・手倉詩歩(てぐらしほ)は、誰にも気づかれないように、今日も写真を撮っていた。
そんなある日、通学路の堤防で出会った白い猫を追いかけるうちに、彼女は不思議な森へと迷い込む。
そこは現実とは違う、光と気配が満ちる異世界。
出会ったのは、言葉の通じない年配の女性と、空を舞う小さな妖精。
そして、彼女の持つ一台のカメラが――物語を動かし始める。
これは、レンズの向こうに誰かを見つけていく物語。
出会い、記録し、時には別れ、
それでも写し続ける少女が旅の中で見つけたものとは――
あなたの“瞳”には、何が映っていますか?