あらすじ
【あらすじ】
舞台は元禄末期、将軍綱吉の死後。
江戸の裏で密かに動いていた影の諜報組織「影目付」は、新たな政権の誕生とともに“存在そのもの”を抹消された。
その中の一人、影目付・清十郎は、裏の記録「黒ノ記」を守るため、処刑・焚書・密告がはびこる時代をさすらう。
対するは、新たな秩序を掲げる若き天才政治家 水野宗次郎。
彼は「混乱を防ぐため、真実は隠されねばならぬ」として、旧時代の記録を抹消していく。
やがて、牢に囚われていた左馬助が現れ、清十郎と共闘する。
記録か、秩序か。
剣か、言葉か。
正義か、粛清か。
消えかけた“真実”が、最も暗い時代に灯りを残す。
——それが、誰に届くとも知れずとも。
【登場人物】
◆清十郎(せいじゅうろう)
影目付。記録と真実を愛する沈黙の諜報者
年齢:30代前半
特徴:寡黙・読書家・記録魔
武器は「筆と小太刀」。剣技よりも観察と記述を重んじる。
◆久世 左馬助(くぜ・さまのすけ)
元・盗賊団「黒鼠党」の参謀格。現在は牢に囚われている。
年齢:40代前半
皮肉屋で冷静沈着、知略に長けるが、情に脆い一面も。
政治や記録を信用せず、悪を討つことでしか正義を信じられない
◆お紺(おこん)
元・遊女で情報屋。記録を写す女
年齢:20代後半
機転が利き、変装術と筆術に長ける
◆水野 宗次郎(みずの そうじろう)
若き宰相。恐怖と秩序で世を支配する改革者
年齢:30代前半
若くして将軍の信任を得る切れ者