あらすじ

「また、あの夢だ」 結月(ゆづき)はベッドの上で目を覚ました。 部屋の時計はまだ午前3時を過ぎたばかり。窓の外は深い藍色に染まり、遠くの街灯がにじんで見える。 喉が渇いて、水を飲みに立ち上がろうとする。けれど足が重い。 その瞬間、脳裏に“街”が浮かぶ。 灰色の石畳。 街灯がぽつぽつと灯る小道。 誰もいないはずなのに、どこかに誰かがいる気配。 ──夢の中で、結月は毎晩その街を歩いていた。 最初は「ただの夢」だと思っていた。 けれど、いつからだろう。 あの夢の街で誰かと会い、話し、別れを告げるようになったのは。 そして今夜、結月はもう一度その街に“帰る”。 目を閉じた瞬間、世界は静かに反転した。

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カクヨム
カクヨム2025/07/15
  • 現在の作品レコード・オブ・リグレット