あらすじ

潮見瑛太(しおみ えいた)は、クラスの隅で息を潜める陰キャ男子。彼の唯一の楽しみは、金曜深夜のラジオ番組『リコリスのオールナイト・セッション』に投稿することだ。ラジオネーム「能ある陰キャはペンを研ぐ」として送る彼の投稿は、一部のリスナーから絶大な支持を得ていた。 隣の席の辰巳伶奈(たつみ れな)は、フォロワー23万人の完璧美少女。住む世界が違いすぎて、彼女は風景の一部でしかない。 だがある日、瑛太は気づいてしまう。自分がラジオで唯一ライバル視し、憧れている天才ハガキ職人「映える写真は現実に苦し」の正体が、隣の席の伶奈かもしれない、と。 いや、そんなはずがない。あんな陽キャが、こんな湿っぽいラジオを聴いてるわけがない。 一方、完璧な笑顔の裏で心をすり減らす伶奈にとって、ラジオだけが本当の自分でいられる場所だった。顔も知らない投稿者「能ある陰キャはペンを研ぐ」の言葉は、まるで自分だけに向けられたお守りのようだった。 すれ違う現実と、ラジオの中だけで重なる言葉。顔も知らない”相棒”への想いが募るほど、現実の君との距離がもどかしい。 これは、近くて遠い二人が、幾多の誤解と切ないすれ違いの果てに、最高のカタルシスで結ばれるまでを描く、じれったさMAXの青春ラブコメ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/07/16
  • 現在の作品僕の推しハガキ職人は、隣の席の完璧美少女でした ~クラスで一番遠い君と、ラジオで一番近い僕。すれ違う二人が本音で繋がるまで~