あらすじ
──宇宙は決して不幸ではない。──
自分たちの住む惑星を愛し、守り抜くことで超文明へと達した異星の人々。惑星を護るあまり、宇宙には少しも目を向けてこなかった・・・しかし、ついに、自分たちの住処に対する疑問は解決し尽くされ、何も追究するものがなくなってしまった。それは科学技術の停滞を引き起こし、世の中は活気を失っていった。それを救済するためには宇宙に目を向けるしかなくなり・・・共に新たな疑問を分かち合えるような知的生命体を求めるための宇宙航法の開発に乗り出す。
やがて、量子科学を駆使した航法が実用化され、「何かいそうな」と目星をつけた星系へと旅立つ。
彼らが発見したのは、太陽系第3惑星・・・いつの時代の?
果たして、彼らの望む「遭遇」は実現するのか?
完全な「宇宙人視点」で描いた未知との遭遇物語です。地球を観察した彼らはどういう結論を出すのでしょうか? もしかしたら、会うのをやめて帰ってしまうかも知れません・・・もちろん、侵略なんてつゆほども知らない彼らなのですから。
それよりも・・・このまま地球文明が進むと、地球人が他の星を侵略しにいくのではないかと危惧しています。「地球人襲来」とか。宇宙に進出できたら、今、地球上で行われていることと同じことをしないわけがない!と。
そんな「地球文明」に対する「アンチテーゼ」でもあるのです。