あらすじ
大学生・天谷玲央は、表では気の抜けた学生を演じながら、裏では警備・調査会社《アイギス・リサーチ&セキュリティ》のエージェントとして危険任務を請け負っていた。
従兄・橘陽介から託された新たな依頼は、財閥令嬢・有沢舞歌の護衛。
企業インターンを装って彼女の身辺に潜入する玲央だったが、やがて法も倫理も通じない、眠れる禁忌と呼ばれる領域に踏み込むこととなる。
一方その頃、元刑事のジャーナリスト・美沢彩花は、取材中に謎の少女と出会う。
彼女は記憶を失っていた。
その身体に残された痕跡と、事件現場に繰り返し残された同一の暗号——
彩花の追跡は、否応なく政府の極秘計画へと接続していく。
交わるはずのなかったふたりの線が、やがてひとつの渦へと収束する。
少女はなぜ狙われたのか?
失踪事件の背後に潜む者たちの正体は?
そして、玲央と彩花自身の過去すらも“計画された運命”の一部だったのか。
追う者と追われる者、探す者と隠す者。
その先に待つのは、真実か、それとも——
世界を歪める、もうひとつの「選択」か。