あらすじ
心に傷を負い引きこもりになった16歳の少年が、「三十一番」と自らを名乗る風変わりで世間知らずなアルビノ眼帯美少女の猫娘(主人公命名:ミィ)と出会い、崩壊した世界を巡りながら心の傷を癒して人間性を取り戻していく、心あたたまる終末ものSF小説です。
「残酷描写あり」のレイティングがついているのは、「隕石落下後、熱源or生物同士の接触により、身体がアメーバ状に溶け崩れる謎の現象が発生」という設定によるものです。
作者は「少女終末旅行」のような、いわゆる「心地よい終末もの」が好きなので、必要以上におどろおどろしい描写はありません。同じ趣味の方は楽しんでいただけるかと。
また、少女のミィのセリフが最初カタコトで読みにくいと思いますが、蒼太に言葉を教えられてどんどん流暢に喋れるようになります。
主人公の蒼太はSF作家志望で、年頃的にちょっと中二病。これまでの境遇が原因でひねくれた性格をしていますが、根はいい子です可愛がってやってください。
すでに完結まで書き上がっているので、これから毎日朝の7時に投稿していきます。
【あらすじ】
主人公の青木蒼太は高校でいじめや失恋を受け、家庭内では親が離婚、心に傷を負って引きこもりとなってしまう。
この世のすべてに絶望し、世界の破滅を願っていると、その願いが聞き届けられたかのように、紫色に光り輝く流星群が地球上に三日三晩降り注ぎ、文明が崩壊してしまう。
正体不明の紫色の光は宇宙由来の有害成分によるものだったようで、隕石落下後、人間が突如アメーバ状に溶け落ちる異常事態が発生した。
どうやら熱源に接触するとそうなってしまうらしく、生物同士の接触でより激しく崩れ落ちる。
人や生き物と触れ合えなくなった世界――、そんな状況で蒼太は一人単独行動をとっていたが、ふとヤケになった瞬間にアルビノの眼帯少女と出会う。
自らを「三十一番」と名乗り、たどたどしい言葉で話す少女は世間知らずで猫のような風変わりな雰囲気を纏っており、まるで実験施設から逃げ出してきたかのよう。
「命の恩人を探している」と話す少女はなぜか蒼太をその命の恩人と勘違いし、勝手についてくるようになる。
お荷物ができたとウンザリしながら行動を共にする内、無邪気で純粋なミィに無意識のまま絆されていく蒼太。
その他、旅の途中で大学生陽キャの緑川青年や感染症女医の白鷺などとの出会いと別れの経験によって、自分の殻に閉じこもっていた蒼太は半ば強制的に成長していくのだった。
捻くれた少年の心身の成長と、健気で純粋な少女との交流を描いた、心あたたまる終末物語――。