あらすじ
「普通に生きる」――それが俺の口癖だ。
画面の中の世界は、喧しくて、眩しくて、誰かの言葉が誰かを傷つける。
SNSは荒れ果て、感情はノイズに埋もれた。
そんな世界で、俺の話し相手はCMだった。
境界の向こうに誰かがいる気がして、俺は“画面”をカッピらいた。
出会ったのは、泣き声だけで感情を伝える鳥のような生き物。
目が悪い俺は、近くにあるものしか見えない。
でも、近くにあるものほど、ちゃんと見ようと思う。
これは、言葉が壊れた世界で、
“君”の輪郭を探す旅。
境界線上で出会った、孤独と優しさの物語。