あらすじ
見鬼眼 〜鬼雛の少女 【5】
望むことは、ただひとつ――。
※※※
――きっと。
正義はどちらかと問われたら。
この場を見た人は百人中百人、私たちが悪だと判断するだろう。
私たちは人に危害を及ぼしかねない、邪悪な妖の集まりで。
崑崙――玄女は、その脅威を取り除くために遣わされた正義の軍勢で。
あどけない少女が、醜怪な化け物を相手取って戦うこの図は、きっと見る者のほとんどを彼女の味方につけるだろう。
――生きることが、悪だとしても。
――相手がどれほど過酷な運命だとしても。
諦めるわけにはいかない。
『生き延びるんだよ華緒。自分を信じて』
――あの人が生きろと言ってくれた、この命を。
※※※
――桜の花びらが舞うその中で、金色の獣を幻視した。
少女は祈る。
どれほど待ってもいい。どんなに時間がかかってもいい。
せめて私が、生きている間に。
――この眼が、望むものを捉えることができますように。
******************************************************************
■comicoノベル公式にて、スピンオフ作品『見鬼眼 幽明の少年』の連載歴あり(2015年完結ですが『幽明の少年』は現在お読みになることができません)
※なお本作『見鬼眼 鬼雛の少女』については商業未発表です。
■「見鬼眼(けんきがん)」は筆者による造語です。
※拙作が敢えて「見鬼+眼」としたのは本作の設定に因みます※
※「浄眼」は造語ではありません念為※
■参考文献:『平妖伝(へいようでん)』・『抱朴子(ほうぼくし)』
■Berry’s Cafeにて掲載歴有(但し『見鬼眼』については現在完全削除済)
■「小説家になろう」で旧作版全編読めます。https://ncode.syosetu.com/n7418bw/
※なろう版は当時のままで、カクヨム版は多少の手直し有の最新版です。
内容はほぼ変わりませんが、時代が多少変わりました……。
※最終話、難読漢字地獄をご堪能ください!