あらすじ
誰にも好かれず、自分の存在価値さえ信じられなかった美琴(みこと)、22歳。
駅前で飛び出した子どもをかばい命を落とした彼女は、目覚めると異世界にいた。
現れた“女神”は言う――
「君の人生、つらかったね。でも、ちゃんと見ていたよ」
報酬として与えられたのは、誰をも虜にする《魅了スキル》と絶世の美貌。
異世界で美琴は、まさかの“モテ無双”ライフを送ることに。
街を歩けば告白され、贈り物は山のように届き、果ては魔物まで転がる始末。
けれど、心はどこか空しいまま。
「私自身」を見てくれる人なんて、どこにもいない――そう思っていた。
そんなある日、彼女は本屋の片隅で静かに本を読む青年・セイと出会う。
魅了スキルが効かない彼に、美琴は生まれて初めて“追う恋”を知る。
――だけど、恋はチートじゃ進まない。
ぶつかり合い、すれ違い、それでも想いを伝えたとき、
彼女は気づく。
一度報われなかった人生は、きっとこの恋のためにあったのだと。
これは、「誰かに愛される」物語じゃない。
「自分の意思で、誰かを好きになる」
――そんな“今度こそ”の恋の物語。