あらすじ
◆あらすじ
大砂漠のど真ん中で、魔人によってしかけられた罠にはまってしまった飛天皇子の綾鷹。
「なんだ、そのザマは。めちゃくちゃ瀕死じゃねえか」
そこに現れたのは、闘鬼族の王の子でありながら、兄一派を皆殺しにして先日まで盗賊だった火遼だった。
「つか綾鷹、あんたまさかこの俺様に、タダで救出されるつもりじゃねえだろうな」
いったいなぜ天の守護将星は、こんな男を衛士に抜擢したのだろう。
「飛天族ってのは未来を予知する力があるんだろ? 地上の人間に天の御使いなんて崇められてるくらいだ、無事に城へ戻してやった暁には、俺の未来を教えろよ」
綾鷹はこの条件を飲むのか。そもそも、どうして囚われたのか。
二人は無事に、砂漠を抜けることができるのか――。
【主な登場人物】
火遼(♂)天齢18歳 元盗賊・伍宮の衛士。闘鬼+金猿族の合いの子。鬼人(半分は獣人)。通称『鬼猿』。
綾鷹(♂)天齢20歳 伍宮の衛士。飛天族の帝の子。天人。通称『飛天皇子』。
【世界観】
昔、産土原が一つの卵だったころ、そこは弱肉強食の世界だった。
その救いのなさを憂いた光の大神は、世界を五つに分けた。
その一、光世(天界)。その二、幽世(精霊界)。その三、現世(地上界)。その四、常世(海界)。その五、闇世(冥界・魔界)。
かくして五世となった世界の境には霊門が置かれ、今や黄道十二宮が越境監視の任にあたっている。
綾鷹と火遼は、そのうち五番目の霊宮を守る『慧将星』配下の衛士。
◆妄想コンテスト「天使」参加用書き下ろし(2024.11)。極短編。
◆表紙・ページイラストはDays AIにて作成・加工しました。
◆綾鷹・火遼にご興味をもたれた方は、どうぞ長編『あなたが、わたしの運命の人』シリーズをお読み下さい。それぞれをヒーローにした、その後の恋話が描かれています。