あらすじ

誰にも渡されなかった火 語られなかった言葉 書かれなかった絵 届かないまま手のひらに残っていた温度 それでも灯っていた火 それがこの物語のすべて これを「今」名前のないままで座っている人に届けたい 部屋の隅で黙っている君 声を出して誰にも届かない気がしている君 何かをするのが怖くなった君 優しさが裏切られた記憶に閉じ込められている君 笑えないまま、それでも朝に目を覚ます君 この物語は、そういう人にぜひ読んでほしい 灯火は手渡すのではなく、そばに置いておくものなんだよ。

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