あらすじ
気づいているか?
君が今見ているこの世界から、本当の「色」はほとんど失われているということに。
アインズワース伯爵家の落ちこぼれ、リオ。
彼は知っていた。世界が色彩を失った理由も、それを隠蔽する『純白の教団』の存在も、全て。
――なぜなら、彼だけが、魔力を「色」として見ることができるからだ。
周囲からは無能と蔑まれ、一族からはいない者として扱われる日々。
だが、彼は水面下で着々と準備を進める。
忘れ去られた図書館の片隅で、禁じられた古代魔法の絵具を混ぜ合わせながら。
「大丈夫。笑いたい奴には笑わせておけ」
「馬鹿にしてるあいつらが、膝をついて助けを乞う日は、もうすぐだから」
これは、偽りの平穏を打ち破る、壮大な逆転劇の始まり。
落ちこぼれの少年が、その手にした「色彩」で、世界の常識を鮮やかに塗り替える物語。
君は、この世界の「本当の色」を知る覚悟があるか?