あらすじ
千年前、神能と呼ばれる超常の力を操る者たちが跋扈する世界で、リベル・ダ・ヴェントは自らを無数に増やす神能で無敵を誇った。しかし、金属を操る神能者の手によって敗北し、彼が築いた王国で奴隷として労働を強いられる身に堕ちる。
千年後のある日、炭鉱で過酷な労働に耐えるリベルは、純真無垢な王女グレースと出会う。幼い彼女との交流は、リベルの心に小さな光を灯す。だが、リベルには致命的な問題があった――死ぬたびに記憶を失い、記憶を保存していなければすべてを忘却の彼方へ葬り去ってしまう弱点が。
それから10年、戦場で再びグレースと再会したリベル。
美しく成長した彼女は、かつての無垢な少女とは異なる強い意志を宿していた。
そしてそれはリベルとグレースの何度目かの「再会」だった。
戦場で記憶を無くし復活すること——リベルはグレースとの再会を繰り返しながら、自身の過去と向き合っていく。
これは、リベルが天国に行くまでの物語。
※この作品は小説家になろう様でも投稿させていただいております。