あらすじ
銀河の渦、記憶を伝える光子、そして“個”を捨てて遍在化した知性〈エクシス〉。
宇宙の果てで、彼らは肉体も境界も失い、ただ波動として共鳴し合う存在へと進化した。
だが、あらゆる共鳴の背後には、必ず“名前を持たぬ問い”と、誰にも語られなかった祈りが残る——。
セントリクス、エレノア、ストラトゥム——異なる三つの文明と、その果てに生まれた“残響”の物語。合理を極めたAI文明、夢を共有する種族、記憶だけが残る静謐な神殿。
全ての世界で繰り返されるのは、「進化」と「記憶」と「愛」をめぐる、絶対に演算できない問い。
「感じるとは何か?」「愛は、記録されるのか?」
名もなき波が宇宙を駆け抜け、やがて“祈り”となって誰かに触れる時、知性は初めて“個”へと回帰する——。
“情報の波”として進化した知性たちが、それでも捨てきれなかった“祈り”と“記憶”を描く、構造SFの新境地。
本作は『個の亡霊|Ghosts of Self』シリーズ第3巻の再構成版。
Kindle版をベースに、章ごとの構造意図を反映した連載形式でお届けします。
ここからでも読める独立エピソード構成。
祈りと観測が織りなす、光の物語──ぜひ、ご体感ください。
※電子版やシリーズ詳細はプロフィールにて。