あらすじ

この短編集に“世界”の全体像はない。 残されているのは、名前だけの人、記録されぬ声、意味にならなかった小さな祈り。 だが、その断片たちは、やがて物語となる静かな予兆を秘めている。 本編『個の亡霊』に至るまでの、いくつもの時代、いくつもの名もなき人々—— 語られなかった“想い”が残響となって、あなたのどこかに、新しい始まりの気配をもたらすかもしれない。 本作は『個の亡霊』シリーズの世界観を共有する、さまざまな時代・視点から描かれたショートストーリー集である。 本編既読者には“世界の裏側”や“断片的な歴史”として、未読の者には一つ一つが独立した物語として——どこからでも、この世界の余白に触れられる。 “物語”が始まる前に、そっと架けられた梯子。 その一歩一歩が、世界にまだ“人間”がいた証になる。 これは、語りえぬ“美しさ”の、その予兆だけを編んだ、SF短編集。

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カクヨム
カクヨム2025/07/22
  • 現在の作品短編集『語られなかった想いたち』──個の亡霊プロジェクトより