あらすじ
中学一年生の美波は、人魚姫の病にかかっている。症状は『好きな人に告白して両想いになれなかったら死ぬ』、または『好きな人が自分以外の人に告白して、両想いになったら死ぬ』というもの。好きな人と両想いになると完治するが、美波は死への恐怖から、恋心に蓋をしている。ある日、クラスメイトの陽斗から、吹奏楽部の打楽器パートに入って欲しいと頼まれた美波は、放っておけず入部する。だがリズムおんちだった。陽斗の指導を受け、上達していく美波。部長の翼は、努力家の美波に惹かれる。そして美波はリズムおんちを克服し、吹奏楽コンクールの曲の練習を始める。そんな中、陽斗の幼なじみのあかりが転校してきて、吹奏楽部に入る。あかりから、陽斗の練習の邪魔だと言われる美波。美波はあかりと陽斗はお似合いだと思いつつ、優しい陽斗への恋心を自覚する。そんな矢先、あかりから、陽斗が美波への指導は大変だと話していたと告げられ、傷つく美波。話を聞いた翼は美波を励まし、告白するが、返事は待ってくれる。その後、陽斗に事情を聞くと、あかりには、美波の指導は大変だが、教えがいがあると話したと教わる。美波は勘違いしたことを謝るが、陽斗から少しの間、個人練習しようと言われ、遠ざけられてしまう。そこで美波は、打楽器パートの先輩・悠生を頼って曲を練習する。その頑張りを見た陽斗と仲直りした美波は、合奏練習の日までに、陽斗の指導の元、曲を仕上げる。その後、翼を好きになれば、安全に人魚姫の病が治るのでは、と心が揺れる美波。だが翼に失礼だと思い、告白を断る。すると翼との話を聞いていた陽斗から、吹奏楽コンクールの地区予選を通過したら、好きな人を教えて欲しいと言われ、了承する美波。そして本番では、バチを落とすアクシデントはあったものの、地区予選を通過。美波は陽斗に好きな人を伝える中で、あかりが人魚姫の病であり、陽斗と親友同士だと知る。また、美波と陽斗は両想いで、人魚姫の病は治る。