あらすじ
トマト帝国———それは、トマトを愛し、トマトに愛され、トマトのためなら命を絶つのも惜しまない人たちが集まる国。常識人から見たら、ただただやばい、イカれた宗教国家だが———トマト帝国に住む人たちはそんなことを知るよしもなく、平民は畑でトマトを育て、王族は一日中トマトを眺める。一日三食トマトだけ、なんてことは珍しくない。帝国は帝国で、争いのない平和な暮らしをしていたのだ。
しかし、こんな平和な世界にも魔王軍は存在していたのだ......。
「世界は肉と油だけでよい!グハハハハ!」
なんてイカれたやつなんだ!
世界を肉と油だけにしようとする、頭のおかしい魔王軍を倒すべく、トマト帝国は古の予言を信じ、勇者召喚の議を始める。
召喚されたのは......現代日本の高校生!?
残念ながらその勇者は、幼い時からトマトが大の苦手。それを聞いた衛兵たちは、ただちに洗脳を開始する!!
一方、辺境の村で平和に暮らしていた誰よりもトマトを愛し、トマトと婚約していた青年「トマト=トーマト」は、魔王軍にトマト畑を荒らされ、特殊スキル<トマトの騎士>(ナイト・オブ・トマト)が覚醒し、トマトと共に、魔王軍を倒す旅に出る!!
これは、トマトとを愛す青年と、トマトが嫌いな高校生が織りなす、二視点異世界英雄譚!(多分)