あらすじ
以下、つばさ文庫小説賞用のあらすじです。
小学五年生のつかさは、研究者のママと5匹のペットと暮らしている。ある日学校から帰ると、なんとペットたちが人間の男の子になっていた!
――男の子たちの正体は、ママが作った薬で“ヒュニマロイド”になった元ペットたち。彼らは、ママの1ヶ月の出張中、ボディーガードとして、つかさと一緒に暮らすことになったのだ。
突然始まった6人暮らし。戸惑いながらも、つかさは家事を分担したり、ときにぶつかったりしながら、次第に“誰かに頼る”ことの大切さを知っていく。さらにそのうちの3人は、つかさと一緒に小学校へ通うことに。整った容姿と驚異的な身体能力で、瞬く間に人気者になるヒュニマロイドたち。でも、元ペットの彼らは宿題や授業には大苦戦。つかさは親友の力も借りて、1週間後の算数テストに向けて猛特訓をはじめる。
努力の末、テストは全員合格!お祝いに開かれたパーティーでは、仲間との絆を実感し、つかさも笑顔を見せる。けれどその最中、1人のヒュニマロイドが姿を消してしまう。5人で夜の街へ探しに出たつかさたちは、ある家にたどり着く。そこにいたのは、つかさの叔母。事情を知った叔母は、つかさに「ここで一緒に暮らさないか」と提案する。
迷うつかさのもとに、出張先のママから「もう帰った」と連絡が。実はママの出張は予定より早く終わっていたのだ。ママの帰宅は、ヒュニマロイドとしての役目のおしまいを意味する。けれどつかさは、「もっとこのままの姿で一緒にいたい」と自分の気持ちをまっすぐに伝える。つかさの成長を喜んだママは、5人をもうしばらく人間のままにしてくれることに。
こうして、“ちょっと不思議で、ちょっと特別な日常”は、まだまだ続く――。