あらすじ
世界は今、終末に飲み込まれつつある。
人間が従えし機械と怪物。抗争が続く地上で、どちらの種族にも居場所を持たぬ「半人」たちは、沈黙のまま見捨てられていた。
半人の少女、白鷺澄羽は、生きることも死ぬこともできず、毎日を過ごしていた。
だが、ある日。境界を踏み越え、宇宙を灼く白が彼女の元へ堕ちてくる。
やがて彼女は「裂牙の天使」へと変貌する。
その背に刻まれたのは――全種族から敵と定められる、絶望の烙印。
融合するは、災異の原型。
争うは、終末の境界。
そして、すべての戦火の果てに立つのは……
「この物語に正義なんてない。ただ、誰かを守りたいって、それだけだった」