あらすじ
33歳。
家族を持たず、教え子にも距離を置いてきた国語教師・神無月七(かんなづき なな)。
ある朝目覚めると、彼女は――
自分を捨てた“母の中”にいた。
舞台は1991年。
名も顔も知らなかったはずの母・冴子の人生が、そこにはあった。
授業、同僚、そして――
お腹の中に宿っているのは、生まれる前の自分自身。
そして七は知る。
「この子を産めば、母は死ぬ」
与えられた時間は、神無月の“七日間”。
命を選ぶか、自分を守るか。
未来から来た娘と、
過去を生きる母の、
たった七日間の「再会」の物語。