あらすじ

江戸の京、花町の路地裏にひっそりと佇む匂い袋店――翠香堂。 店主は、香に敏感すぎる香司にして、人ならぬ存在。 その名は、翠薫(すいか)。齢七百を数える吸血鬼。 月と香を信仰する一族の末裔として、彼女は今もなお、香りの力で人の心に寄り添い続けている。 香に封じられた記憶、匂いに宿る想い――。 かつて共に時を過ごした“幼馴染”の記憶が、ひとつの匂い袋をきっかけに、静かにほどけてゆく。 幻想と日常が溶けあう京の町で、 出会いと再会、すれ違いと癒しの物語が、ゆるやかに香り立つ。 ――それは、香りが紡ぐ、心と記憶の再生奇譚。

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カクヨム
カクヨム2025/07/23
  • 現在の作品翠香堂奇譚録