あらすじ

ファンタジー小説が好きな芹澤将太は、トラックにひかれ、自分の子供の頃に夢見ていたファンタジーの世界に召喚される。しかしその召喚された先の異世界は、将太の嫌いな設定ガバガバな糞ファンタジーだった。 なんでステータスがある?なんでサンドイッチがある?文字はカタカナだし、家の造りも、住民の着ている服もどこか現代的だし、妙に皆ノリが軽い。エルフやドワーフはいるが、彼等には歴史や独自の文化等皆無である。 そんな異世界に召喚された将太は女神から魔王の討伐を命じられる。チートスキルであるスキル『創造』を無理矢理女神から与えられ、魔王の討伐をしに旅に出るのだが、次第にこの世界に嫌気がさし、創造のスキルでこのしょうもない異世界を自分の理想的な異世界に変えてしまおうと決意する。 これは理想を追い求める男がその実現に奔走する物語である。 【ネタバレあらすじ】 この物語は、創作界隈の本格ファンタジー派vsなろう系ファンタジー派の対立を描いたものです。これは色々なことにも言えるのですが、芸術作品vs娯楽作品とか、クラシック音楽vsアイドルソングとか、ミシュラン1つ星のラーメン屋vsカップラーメンとか、工芸品vs大量生産品とか、質は圧倒的に前者の方が上なのに、大衆はその良さに気付かず、見た目や表面的な快楽に手を伸ばしがちである。そのことにうんざりしている主人公が、後者の良さに気が付くように書いてみました。 元ネタは『ゴジラ』と『華麗なるギャツビー』を下地にし、理想の追求によって世界がより良くなると思っている主人公だが、実はその本当の目的は自分の過去の想いをやり直すことにあったと気が付く。そんな主人公、芹澤将太がその追求の為にいつの間にか他者を傷付けていたことを悟るように書いてみました。テーマは理想の押し付けに伴う加虐性みたいな感じです。

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カクヨム
カクヨム2025/07/24
  • 現在の作品ファンタジー好きの俺、設定ガバガバな異世界に召喚されてぶちギレる