あらすじ

名門・王立イタリアーノ学院の卒業式。格式高い会場で、貴族の青年ジュアンド=フィレンツェは、誰の祝福も受けずに証書を受け取った。彼の職業は、神から与えられた「恋愛遊戯士(エロゲ―)」という前代未聞のもの。貴族社会では恥とされ、家族や婚約者からも蔑まれてきた。卒業式の壇上で、婚約者カリーナは一方的に婚約破棄を宣言し、新たな婚約者として侯爵家の三男カサノブを紹介。続けて父アントニオは、ジュアンドを家から追放し、嫡男の座からも除いた。さらに、カサノブが突きつけたのは、冒険者ギルドからの登録拒否通知。「未確認職業」として、社会的に完全に行き場を失ったのだった。 だが、すべてを失ったジュアンドは、静かに宣言する。「ジュアンド=フィレンツェは死んだ。これからは、自分の名を生きるだけだ」と。すべてを断ち切り、彼は一人、旅に出る。 卒業式から一週間後、小さな宿場町ミラーレ。行き場をなくした彼は、かつての知人アンリと再会する。心配したアンリは、自宅にジュアンドを連れて帰り、あたたかい食事を用意して迎える。彼女は冗談めかしつつも真剣に言う。「私が養ってあげよっか?」と。 初めて「必要だ」と言ってくれる存在に触れ、ジュアンドは彼女に告白。「口説いてるんだよ。これが、俺のスキルの初発動だ」――その瞬間、彼の職業スキル「エロゲ―」が発動。アンリとの愛によって、職業レベルが上がり、剣士への偽装スキルや感応スキル(触れた相手の心を視覚化)を獲得する。 すべてを失った少年が、初めて得た愛と再出発。貴族でも冒険者でもない、ただ「自分」としての人生が、ここから始まる――。

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カクヨム
カクヨム2025/07/24
  • 現在の作品エロゲーの祝福を受けた俺。無能の烙印、婚約破棄からの追放。しかし、エロゲ―は、一人愛する度にレベルが上がる最強職だった。たくさん遊んで強くなって復讐します(笑)