あらすじ
世界は、理不尽に崩壊した。
感染者の暴走、都市の封鎖、国家の崩壊――
人類は、判断を誤ったのか、それとも正しかったのか。
2035年、日本。
パンデミックをかろうじて生き延びた国が、ある極秘任務を開始する。
目的地はオーストラリア。
壊滅したその大陸には、核エネルギーという“希望”が残されていた。
派遣されたのは、寡黙な兵士と、戦場を知らない理系オタク。
彼らは互いに噛み合わぬまま、それでも歩き始める。
理性と感情。
正義と現実。
戦う理由を見失った世界で、
ふたりは「選ぶ」ことを通して、再び人間になろうとする――。