あらすじ
待宵町は、埼玉県中部にある小さな町だ。
清宮舞はこの町に越してきてから4年、日々休みなく働きづめの生活を送っていた。
職場の社長が代わったことで休日が確保されたものの、休日をどう過ごせばいいかわからず、あてもなく散歩を繰り返していた。
そんなある日、週末だけ営業する喫茶店兼ギャラリー「週末文庫」と出会った舞は、店主・橋本司に採用されて副業を始めることに。
亡くなった祖父から店を継いだという司。彼は平日の仕事が多忙を極め、ほとんど店に現れなかった。
一人店を任された舞は、先代からの常連客である切手屋・國彦、司の友人で旅するパティシエ・飛鳥とともに、客足の途絶えていた店を軌道に乗せるため奮闘する。
舞の姿に感化され、司も時間を作って店の営業に力を注ぐようになり、次第に先代がいた頃の客足が戻ってくる。
しかし、司には祖父から店を継いだ理由があった。
そして舞にもまた、週末文庫で副業を始めた理由があって――