あらすじ
少年ヴァンクラッド・アンレイズは、光り輝く剣を引き抜いた幼馴染に憧れ、英雄となった。そして望むまま戦い続け、世界を救い、やがて全てを失った。
過去への贖罪として戦い続ける彼は、“因果律”破壊を目論むテロ組織“叛翼の輩”との戦闘の最中、一人の生命を見捨ててしまう。だがそれを諦めきれない何者でもないはずの少女、アシュリー・フレヴィエンドは、彼の眼前で、英雄の証たる光の剣を抜き去った。
それは御伽話の英雄譚、自らの最大の誤ちであるかつて抱いた憧憬の、再演だった。
――折れた英雄と英雄の卵が出会い、物語は動き出す。神無き世界で踊るがいい、歪に仕組まれた祈りと悪意が、世界の終わりを告げるまで。